秋の花粉症
2026/10/01
秋にも起こる「花粉症」とは
花粉症は、花粉に対して免疫が過剰に反応するアレルギー性鼻炎の一つです。春のスギ花粉が有名ですが、夏の終わりから秋にも花粉は飛散します。
秋は気温の変化で風邪をひきやすくなるため、「鼻水が出るけれど、花粉症か風邪かわからない」という方も少なくありません。症状だけでは判断しにくい場合もあるため、長引くときは医療機関へ相談しましょう。
秋の花粉症の主な原因
秋の花粉症では、次のような植物が原因になります。
- ブタクサ
- ヨモギ
- カナムグラ
- イネ科の植物
地域や天候によって異なりますが、秋の花粉は8月ごろから10月ごろにかけて飛散することがあります。ブタクサやヨモギはスギのような高い木ではなく、道端や河川敷、空き地などに生える草です。そのため、花粉が遠くまで飛びにくい一方、生えている場所に近づくと多く吸い込む可能性があります。
つくば市でも、散歩や通勤、草刈りなどの後に症状が強くなる場合は、秋の花粉が関係しているかもしれません。
花粉症と風邪はどう違う?
秋の花粉症でよくみられる症状は、透明でさらさらした鼻水、連続するくしゃみ、鼻づまり、鼻や目のかゆみです。毎年ほぼ同じ時期に症状が出ることや、晴れて風の強い日に悪化することも手がかりになります。
一方、風邪では、のどの痛み、せき、だるさ、発熱などを伴うことがあります。鼻水が黄色や緑色になる場合もあります。ただし、鼻水の色だけで原因を決めることはできません。
また、新型コロナウイルス感染症など、ほかの感染症でも鼻水やせきが出ることがあります。次のような場合は、花粉症と思い込まず、早めに受診してください。
- 発熱や強いだるさがある
- 息苦しさや胸の痛みがある
- のどの痛みやせきが強い
- 症状が長引いている
- 市販薬を使っても改善がみられない
秋の花粉症になりやすい人
春に花粉症がある方だけでなく、これまで症状がなかった方でも発症することがあります。次のような方は注意しましょう。
- 家族にアレルギー疾患のある方
- アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくのある方
- 秋になると毎年、鼻や目の症状が出る方
- 河川敷や空き地、草むらの近くで過ごすことが多い方
- 草刈りや屋外作業の後に症状が強くなる方
せきだけが続く場合には、ぜんそくなど別の病気が隠れている可能性もあります。
どのような検査をする?
診察では、症状が始まった時期、屋外との関係、毎年繰り返すかどうか、家族歴などを確認します。鼻やのどの状態を診たうえで、必要に応じて血液検査を行います。
血液検査では、特定の花粉などに反応する特異的IgE抗体というアレルギーに関係する物質を調べることがあります。ただし、検査で反応が出ても、それだけで症状の原因と断定できるわけではありません。問診や症状と合わせ、医師が総合的に判断します。
治療とセルフケア
薬物療法では、症状に合わせて抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬などを検討します。眠気が出る薬もあるため、運転や仕事への影響を含めて医師へ相談してください。使用する薬や期間は、診察のうえで判断します。
花粉を避けるセルフケアも大切です。
- 草むらや河川敷に近づく時間を減らす
- 外出時はマスクや眼鏡を使う
- 帰宅前に衣服や髪の花粉を払い落とす
- 帰宅後は手洗い、洗顔、うがいをする
- 洗濯物の外干しを控える
- 窓を長時間開けたままにしない
- 室内をこまめに掃除する
原因になりそうな草を自分で抜くと、花粉を多く吸い込むことがあります。草刈りが必要な場合は、肌の露出を避け、マスクや眼鏡を着用しましょう。
症状を我慢せずご相談ください
鼻づまりが続くと、睡眠不足や集中力の低下につながることがあります。「毎年のことだから」と我慢せず、症状が軽いうちに相談することが大切です。
B-leafメディカル内科小児科クリニックでは、つくば市で秋の鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどのご相談をお受けしています。花粉症か風邪か判断しにくい場合も、症状や経過を確認し、必要な検査や治療を医師の診察のうえで検討します。
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