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子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)についてご存じでしょうか?

子宮頸がんワクチンは、様々な社会現象により、一時期接種が控えられていましたが、2022年から再び定期接種の対象になりました。

接種を迷っている方、どういうワクチンなのか知りたい方などは、ぜひ本記事を参考にしてください。


子宮頸がんワクチンとは

子宮頸がんワクチンは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」によって発症するがんを予防するためのワクチンです。

子宮頸がんワクチンと呼ばれていますが、子宮頸がんのほかに膣がん、陰茎がん、中咽頭がんなどの予防にも効果があり、海外では男子にも積極的に接種がおこなわれています。

HPVは、性的な接触によって感染します。

性交渉の経験がある女性の50~80%は感染したことがあるともいわれるほど「ありふれたウイルス」です。

実はHPVには100種類以上の型が存在します。

多くの型のウイルスは感染しても、自然に治癒することも多く実際にがんにまで進展するのは稀です。

しかし、なかにはがんになるリスクの高いタイプも存在し、長期間感染すると、がんを発症する可能性があるので注意が必要です。

感染予防のためには、ワクチンを初めての性交渉の前に接種することが理想的です。

しかし、すでに性交渉の経験がある方でも、26歳まではワクチン接種が推奨されており、27歳以上の方でも、個々のライフスタイルによってワクチン接種の必要性を判断することが大切です。


子宮頸がんワクチンの種類

子宮頸がんのワクチンには大きくわけて3種類のワクチンが存在します。

3種類の子宮頸がんワクチンについて、それぞれの特徴をご紹介します。

2価ワクチン
4価ワクチン
9価ワクチン
名称
サーバリックス
ガーダシル
シルガード9
予防できる型
16、18
6、11、16、18
6、11、16、18、31、33、45、52、58
公費負担
あり
あり
2023年4月から(現在は自費接種)
投与回数
3回
3回
3回

子宮頸がんの原因になるHPVの型は、16型と18型で約60%を占めます。

そのため、2価のワクチンでもある程度は子宮頸がん発症予防効果が期待できます。

4価ワクチンは、16型と18型に加えて、6型と11型も予防できるワクチンです。

6型と11型は「尖形コンジローマ」の発症に関わるウイルスです。

尖形コンジローマは性器にできる良性の「いぼ」で、日本でも男女合わせて4万人ほどの罹患者がいる感染症ですが、4価ワクチンではこれらの予防もカバーすることができます。

2023年から定期接種となる9価ワクチンは、子宮頸がんの発症に関わる7種類の型の感染を予防できます。

この7つの型は、日本人の中等度・高度異形成の原因の89%、浸潤がんの94%に関わっているので、より高い確率でがん発症予防が可能です。


子宮頸がんワクチンの効果

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルスの感染予防効果が91.9%と非常に高く、将来的には「子宮頸がんは撲滅できる」ともいわれるようになっています。

世界各国でのワクチン接種状況と、それによる効果をご紹介します。

ワクチン接種状況

HPVワクチンを定期接種としている国は100か国以上にのぼります。

オーストラリア、イギリス、カナダでは接種対象者の80%以上が接種をすませており、接種率が低いと指摘されているアメリカでも60%が接種済みです。

しかしながら、日本では、まだ15%弱と推測されています。

日本での接種は他国に比べて遅れていると言わざるをえない状況ですね。

子宮頸がん発生率の変化

ワクチン接種率が約90%のスコットランドでは、軽度・中等度の異形成が約65%、高度異形成が100%減少しました。

スウェーデン、デンマーク、イギリスでは、浸潤型子宮頸がんの発生率が86~88%も減少したという結果でした。


子宮頸がんワクチンの安全性

子宮頸がんワクチンは、副反応の問題で接種が差し控えられた時期がありました。

現在ワクチン接種をお考えの方の中にも、「ワクチンは安全なのか」「副反応の問題は解決したのか」という不安をお持ちの方もいるかもしれません。

実際、子宮頸がんワクチンは「筋肉注射」なので、注射部位の痛み、腫れといった部分的な副反応は非常に多いです。

そのほかに、手足の力が入らなくなる、めまいがするといった後遺症があるのではないかといわれ、接種が開始されて以降、世界各国で副反応や後遺症について多くの調査がされてきました。

しかしながら多くの研究で最終的には「ワクチンを接種した人でも後遺症は増えない」という結論に至っております。

日本人を対象とした後遺症の調査

日本でも、日本人を対象として後遺症の調査がおこなわれています。

日本人の女子約3万人を対象に、子宮頸がんワクチン接種の影響で体調の変化(後遺症)が起きたかどうかを調べた「名古屋スタディー」という調査についてご紹介します。

この調査では、以下のような項目について、ワクチンを接種した人としていない人で、差があるかどうか比較をおこないました。

  • 月経の異常
  • 疲れやすい
  • 集中できない
  • めまい
  • 手足に力が入らない
  • 肌荒れ


結果、「子宮頸がんワクチンで後遺症は増えない」ということがわかりました。

ただし、ときにワクチン接種への不安や緊張から、失神のような症状を起こすことがあります。

これは「迷走神経反射」と呼ばれる反応です。

たとえば、全校集会などで長時間立っているときに、めまいを起こし倒れる人を見たことはありませんか?

これも迷走神経反射の一種です。

こうした反応を予防するために、ワクチン接種の前はよく睡眠をとってリラックスすること、接種後はしばらく安静にして様子を見ること、接種した日は激しい運動をしないことなどが大切です。


まとめ

子宮頸がんワクチンは、世界中で定期接種のワクチンとして接種がすすめられています。

子宮頸がんや子宮頸部異形成を予防する効果が高く、将来的には「子宮頸がんの撲滅」が可能かもしれません。

ワクチンの安全性については世界中で調査が行われて、すでに証明されてはいますが、それでも不安という方も多いのではないでしょうか。

ぜひ一度ワクチンの接種について医師と相談してみてはいかがでしょうか?

つくば市の内科B-leafメディカル内科小児科クリニックでも子宮頸がんワクチンのご相談をお受けしています。

お気軽にご相談ください。

つくば市の内科B-leafメディカル内科小児科クリニックでは、医師をはじめスタッフ全員のチームプレーで、みなさまの健康をお守りいたします。

ちょっとした身体の不調や、受診してよいか悩むような場合でもつくば市の内科、B-leafメディカル内科小児科クリニックにお気軽にご相談ください。

参考資料

この記事の監修者

小野間 優介(おのま ゆうすけ)

B-leafメディカル内科小児科クリニック 院長

  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医取得
  • 日本医師会認定産業医
  • 茨城県難病指定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

プロフィール

2022年7月に茨城県つくば市にB-leafメディカル内科小児科クリニックを開業し、
『お身体の不調で困った時にとりあえず相談できるクリニック』
『Web問診・オンライン予約・オンライン診療などを取り入れ、高齢者だけでなく働く世代もアクセスしやすいクリニック』をかかげ、皆様の健康を守り、『夢あふれる未来』を創り上げるお手伝いをしていきます。

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