こんな不調でお悩みではありませんか?
- 慢性的な疲労感が続いている
- 頭がぼんやりする、集中力が続かない(ブレインフォグ)
- お腹の張りや便通の乱れが続いている
- 気分の浮き沈み、睡眠の質の低下がある
- 病院で検査を受けても「異常なし」と言われる不調が続いている
- お子さまの発達や消化器症状が気になる
血液検査では大きな異常が見つからないのに、体調がすぐれない――。
そうした場合、体の中の「代謝」の状態に目を向けることで、新しい手がかりが見つかることがあります。
当院では、その代謝の状態を詳しく調べる「尿中有機酸検査」をご案内しています。
有機酸検査とは
有機酸検査は、尿の中に含まれる有機酸化合物やその他の代謝副産物を調べる検査です。有機酸そのものではなく「代謝産物」を測定することで、体の中で今何が起きているかを間接的に評価できるのが特徴です。
有機酸は、体内の基礎代謝の過程で利用される化合物で、腸内環境の維持、エネルギー産生、細胞の維持・修復などに関わっています。通常、尿中に現れる有機酸化合物はごくわずかですが、ビタミンやミネラルの不足、代謝機能の低下、酵素機能の不全、腸壁の状態、腸内の菌のバランスの乱れ、環境中の物質への曝露、糖質の摂り過ぎなどによって、通常はあまり見られない有機酸が検出されることがあります。
血液検査が主に「今の栄養状態や臓器の状態」を映すのに対して、有機酸検査は「細胞の中でエネルギーや神経伝達物質がどのように作られているか」という代謝のプロセスに焦点を当てます。
両方を組み合わせることで、より立体的に体の状態を把握することができます。
有機酸検査でわかること
有機酸検査では、尿中の60項目以上の代謝物を測定し、大きく以下のようなカテゴリーで体の状態を評価します。
1. 腸内環境(イースト・真菌、バクテリア、クロストリジア菌マーカー)
カンジダなどの酵母や、アスペルギルスなどのカビ、クロストリジウムといった菌が腸内で過剰に増えていないかを反映する
代謝物を測定します。腸内フローラのバランスの乱れ(ディスバイオーシス)や、SIBO(小腸内細菌異常増殖)が疑われる
場合にも参考になります。腸内環境の乱れは、消化器症状だけでなく、後述する神経伝達物質のバランスにも影響することが
知られています。
2. シュウ酸代謝
シュウ酸の代謝に関わる項目です。
シュウ酸が高くなる背景には、体質的な要因、食事内容(ほうれん草や大豆、ベリー類など)、ビタミンCの過剰摂取、カンジダなどの真菌の影響といった複数の要因が考えられます。
3. ミトコンドリア機能(エネルギー産生)
解糖系やTCAサイクル(クエン酸回路)に関わる代謝物を測定し、細胞内でエネルギーを作り出す「ミトコンドリア」の働きを評価します。慢性的な疲労感やだるさの背景に、エネルギー産生の低下が関わっている場合があります。
4. 神経伝達物質代謝
ドーパミンやセロトニンなど、気分や集中力、睡眠に関わる神経伝達物質の代謝バランスを反映する項目です。腸内環境の乱れや栄養状態が、これらのバランスに影響を与えることもわかってきています。
5. ビタミン・栄養素マーカー
ビタミンB群(B6・B12・B5・B2)、ビタミンC、CoQ10、ビオチンなど、代謝に欠かせない栄養素が体の中で十分に働いているかを反映する項目です。
6. メチレーション・葉酸代謝
メチレーション(体内のメチル基の受け渡し)や葉酸代謝の状態を反映する項目です。
7. 脂肪酸代謝
脂肪の代謝やケトン体、カルニチンに関連する項目です。
8. 解毒機能
グルタチオン(体の主要な抗酸化・解毒物質)の状態や、過剰なアンモニアなど、体の解毒機能に関する項目です。
検査の流れ
- カウンセリング:症状やお悩みをうかがい、検査が適しているかご案内します
- キットのお渡し:ご自宅で採尿していただくための専用キットをお渡しします
- ご自宅で採尿:早朝尿を専用の容器に採取していただきます
- 提出:指定の方法でキットをご提出いただきます(海外の検査機関で分析します)
- 結果説明:検査結果がそろい次第、医師が数値の見方と今後の栄養アプローチについて丁寧にご説明します
ご提供価格
尿中有機酸検査(自費診療検査) 52,000円(税込) ※別途、結果説明費がかかります
よくあるご質問
Q. 血液検査とは何が違うのですか?
血液検査は主に栄養状態や臓器の状態を把握するのに優れていますが、有機酸検査は「細胞の中でエネルギーや神経伝達物質がどのように作られているか」という代謝のプロセスに焦点を当てています。両方を組み合わせることで、より立体的に体の状態を把握できます。
Q. 痛みはありますか?
採血ではなく尿検査のため、痛みを伴う処置はありません。ご自宅で採尿していただくだけで完了します。
Q. 数値に異常があると病気ということですか?
いいえ。特定の代謝物が基準範囲外であることは、必ずしも病気を意味するものではありません。
食事や生活習慣、腸内環境などによる「代謝のクセ」を映すものとしてとらえ、結果は医師が総合的に解釈してご説明いたします。
Q. 改善アプローチを始めると症状が一時的に強くなることはありますか?
腸内環境の改善アプローチ(カンジダの除菌など)を始めた際に、一時的にだるさや頭痛などの反応が出ることがあります(ダイオフ反応と呼ばれます)。これは体が良い方向へ変化していく過程で起こりうる一時的な反応です。気になる症状があれば、
遠慮なくスタッフ・医師にご相談ください。